2020年 新年のご挨拶

皆様、新年あけましておめでとうございます。会員の皆様におかれましては健やかに新年を迎えられたことと謹んでお慶び申し上げます。

一般社団法人日本レジャーホテル協会 会長 清水祐侍

平成から令和へと元号が変わり、日本社会が大きく変化しています。レジャーホテル業界も、いままさに最大の変革のときを迎えています。

今年は東京オリンピック・パラリンピックがあります。2025年には大阪万博が開催されるなど、東西で大きなイベントが実施され、日本全体が活気を帯びてきます。そのエネルギーを原動力として、レジャーホテル業界も大きく発展していかなければいけません。

一方、レジャーホテル業界の黎明期を支えてきた経営者のみなさんが、ここ数年で代替わりし、若い経営者が次々に誕生しています。未来を担う若い経営者がレジャーホテル業界のビジョンを共有し、社会の変化とともに業界を大きく変えていく。2020年はそんな変革のスタートの年にしたいと考えています。

この数年、インバウンドの増加とともに国内の宿泊業界は活況を呈していますが、レジャーホテル業界だけが取り残されています。あらためて、レジャーホテルの“価値”とは何なのかということを、経営者一人ひとりが考えなければなりません。シティホテルやビジネスホテルとは異なる、レジャーホテルの“価値”は、長いレジャーホテルの歴史のなかで積み上げられてきたものです。その“価値”をあらためて見直し、いまの時代にあわせてアップデートし、シティホテルやビジネスホテルとは差別化された独自のサービスを提供することが、レジャーホテルが進むべき道だと考えます。
他の宿泊業態とも、旧来のレジャーホテルとも異なる、新しいカテゴリーとしてのレジャーホテルを創造していきたい。そのための意識改革が、私たち経営者には必要なのです。

昨年も当協会では、テーマに“繋ぐ”をキーワードとして、正会員・賛助会員・提携団体に寄り添いながら、経営改善と成長にお役立ていただけるようなセミナー・展示会・視察研修会・経費削減サービスを全国各地で開催・提供してまいりました。
その成果として今年度は新たに「宮城県レジャーホテル協会」との提携契約を結びまして、1900店舗超の加盟を予定しています。

同じ事業を営む者同士がしっかりと「繋がる」=「ONE TEAM」になることが、本当に良い業界を築く為にも必要不可欠なものではないかと私は思っています。当協会は、そのための「学び」の場を本年も模索していきたいと考えています。

皆様におかれましては、本年も引き続き当協会へのご理解とご協力を賜り、共に力を合わせて協会活動に取組んでいただきますようこころよりお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

2020年1月1日
一般社団法人 日本レジャーホテル協会
会長 清水 祐侍