関東本部は、7月1日、仙台市において、協会員被災ホテルの激励会を実施した。

 清水本部長と役員9人(柳川氏、武田氏、矢下氏、宮原氏、内村氏、氏家氏、梁瀬氏、島田氏、久保田氏)が参加し、福島・宮城・岩手の被災ホテルから4人(早坂氏、鎌田氏、西間木氏、石田氏)が参加した。

 激励会では、被災ホテル経営者から改めて被災時および被災後の状況について報告され、協会からは激励の挨拶とともに義援金が贈呈された。

 翌2日には、宮城県沿岸部の宮城野区の被災状況を視察した。関東本部の被災地視察は4月上旬に続き2回目となる。

<宮城野区の被災状況のレポート>
 大震災から間もなく4か月になり、瓦礫の撤去も進んだが、見渡す限り建物がない光景は、言葉では言い表せない状況だ。また、まだ車が川に“突き刺さって”いたり、2~3階建ビルの内部が津波により空洞になったままの状況も見られた。異臭も少なくなったと言われたが、まだまだ残っている。

 視察させていただいた被災ホテルは、1階が1.5mの浸水で事務所内にはまだ浸水の跡が残っていた。近隣には復旧の目途がたたないホテル、廃業されたホテルもある。夜間は真っ暗であり、元通りに復旧するまでは、相当な時間がかかると実感した。

 仙台市内の飲食街は、思っていたより活気が戻り、地元の方々も元気で明るい表情だった。しかし、大震災から4か月が経過した状況を実際に目にすると、復旧までには、まだまだ大変な時間と労力と情熱が必要であることを痛感した。協会としても継続して支援すべきと感じた。

前回の視察レポートはこちらから東日本大震災現地視察レポート